明日も、生きる
私の世界に入る人
私は、頭痛で頭を起こしておくのが嫌
だから、いつも机にタオル置いて
おでこを乗せている
勉強は、前日に家で予習
授業は、聞いて覚える
おかげさまで、成績はずっと1位
このまま、平和な世界が続くと思っていた
昨日までは
朝、教室に入ると
「おはよう」
教室の後ろ入口席に座っている
校内イケメン№2 安東 悠稀(ユウキ)が
なぜか、私に挨拶をしてきた
とりあえず、俯いたままペコ
勘違いだったら、恥ずかしいけど
無視は、出来なかった
私は、窓側の1番後ろ
私と安東くんは、2人だけ飛び出ている
だからなの?
「先生!俺の席、森永の隣にしてください!」
席替えは、しないって言ったよね?
「安東… ダメ!!」
てっちゃん!サンキュー!!
「理由は?」
えええ!!
「森永は、色々とある!だからダメ!!」
「色々あるのは、知ってます!
だけど…俺、このクラス全員と仲良くしたいんです!」
凄くいい人なんだと思うよ?
それと、これは、別!!!
私は、誰とも仲良くしたくない!!!
助けて… てっちゃん
「安東、その気持ちは、素晴らしい!でも
森永が大丈夫になるまで、席替えは無し」
てっちゃんに、申し訳ない
ごめんなさい