憑依依存。
『実体の無い僕は、どれだけ君の"想い"が強くても……あの世では会えない。


だから、例え君が腐り朽ち狂おうとも、僕はこの世界で君と共に在り続ける。


その為に………




フォンに君を殺させたんだから』



少年の唇は、尚も妖艶に弧を描く。



『僕が…………"真"に君の"一部"になる為には、どうすればいいのか。


それはーーー





"僕"自身が、君の臓器を補う事だ』





少女が一度死ぬ事によって、


彼がその欠けた部分を"補う"。


それはつまりーーー





『……君はもう、二度と死ぬ事は無い。




"僕"という心臓がある限り、ねーーー』






永遠を、意味した。
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