未知の世界2

「、、、ト、、、イレ、、」






と先生にトイレに行きたいことをやっとの思いで伝える。






「あぁ、、、」






と先生の声がすると、廊下に伏せていた私の体が中に浮いた。





先生が背中側から私の体を持ち上げてくれたみたい?






私は先生に起こされ、立ち上がると、トイレまで歩き、トイレの扉を閉めた。






ズボンを下ろし、いざしようと思うけど、、、






この扉の前には、、、






先生いるよね?







無理無理無理!!







「あ、あの、、先生?」






恥ずかしいけど、いわなきゃ。







「あ?」







「あの、、、扉の前に、、、いられるれると、、、






その、、、」







と言った後、すぐに





「あっ、悪いっ。」






と声がし、扉から離れる音が聞こえた。









良かった、恥ずかしくても言って正解だった。






安心して、トイレを済ませ、トイレを出た。






そしてへやの扉を開けると、






「熱、計るぞ。」






と、腕を組んで壁にもたれる先生。






「、、、、、」






病院に戻ったミタイ。







「熱、計るぞ」







「、、、、、」






また入院しなきゃいけないの?






学校、せっかく行けるようになったのに。






と思うと、体が弱ってるせいか、頬に涙が伝わった。









「熱、計らないと、、




ダメ、、





ですか?」






おそるおそる聞いてみる。






「あったり前だ!早くベッドに横になれ!」






あぁ、とうとう怒らせてしまった。






涙が止まらない。






フラフラしながらベッドに行く。







倒れ込むように横になると、すぐに体温計を脇に挟まれた。


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