未知の世界2

私達は4人で旅館を出た。



旅館を出ていたるところに足湯があった。



足湯は帰りにやることに。



いろいろなお土産屋さんをみて回った。


お母さんは、アメリカにいるご近所さんに日本の風情ある小物を、扇子や手ぬぐい、巾着袋などをたくさん買っていた。


お父さんは耳かきを買っていた。


お父さんの病院では、医者も看護師、その家族は、病気になればその病院でただで治療が受けられるそうだ。


入院費はさすがにただにはならないが。



「耳掃除したい時は、同僚が無理やりしてくれるんだが、これが怖くてね。」


この歳で人に耳掃除されるのが怖いんだと言っていた。


お父さんとお母さんのするアメリカの話は本当に楽しかった。



私もいつか行ってみたい。



私達が歩いていく方向に、すごく可愛い動物の置物のお店があった。



私はそれを見るなり、走って駆け寄ってしまった。


その次の瞬間、



「かなっ!!!!!」



と怒鳴り声が後ろから。


もちろん先生。
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