未知の世界2

合格発表当日。



私は一人でやごな大学に訪れた。



これが大学に来る最後になるかもしれない。



なんて思って、掲示板に進んだ。



発表時間前に来ると、いざ発表されるときに緊張をしてしまうから。



発表された10分後に大学を入った。



しかし、どこを見てもたくさんの人。



掲示板をみて帰っていく子は、悔しくて泣いているか、受かって嬉しく泣いているかのどちらか。



それだけ、この大学は人気なんだろうな。



嬉しくて泣いている子には、ここの大学生だろうと思うわれる先輩たちが声をかけていた。



きっと、サークルに勧誘しているんだろう。



私は、恐る恐る、掲示板に近づいた。



私の受験番号は、『1038』



掲示板に目をやると、



1011

1012

1018

1023

1025

1028

1030

1031

1035

・・・

・・・

・・・





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