青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「あんたになんて、付き合っちゃいられないのよね」
シェイスが流した視線の先には、お誂え向きな太い木の幹。
「―――ッ!?」
予想外の行動に、ラザーが目を見開く。
潔く背を向け、シェイスは蹴り折らんばかりの勢いで幹に足を掛けた。
ざらざらとした樹皮の感触が足裏に。
そのまま腰の高さまで駆け上がり、力いっぱいごつごつした幹を蹴る。
ふわり、とシェイスの身体が宙を待った。
シェイスが流した視線の先には、お誂え向きな太い木の幹。
「―――ッ!?」
予想外の行動に、ラザーが目を見開く。
潔く背を向け、シェイスは蹴り折らんばかりの勢いで幹に足を掛けた。
ざらざらとした樹皮の感触が足裏に。
そのまま腰の高さまで駆け上がり、力いっぱいごつごつした幹を蹴る。
ふわり、とシェイスの身体が宙を待った。