青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「……なぜ?」
「ジャスパ王はあたしの友だった。少なくとも、あたしにとってはね。
なにひとつしてあげられることなんてなかった。
だからこそしたいことがある」
告げる潔さが、ウルジャスにはひどく眩しかった。
眩しく、羨ましく――疎ましい。
「ジャスパ王はあたしの友だった。少なくとも、あたしにとってはね。
なにひとつしてあげられることなんてなかった。
だからこそしたいことがある」
告げる潔さが、ウルジャスにはひどく眩しかった。
眩しく、羨ましく――疎ましい。