青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「あたしはただ、亡き王を悼みたいだけ。
弔問の客を罪人呼ばわりだなんて、
随分と心が狭いんじゃないの?」
拡散した意識が、握り込んだ刃に集中していく。
そうしなければ、立っていることさえ難しくなっていた。
減らず口も、半分は萎えた己に対するぎりぎりの抵抗だ。
涼しげに立つラザーが、尚更憎らしい。
同時に、奇妙なずれを感じた。
「あなたの云うことは、無茶苦茶ながら理に適っていなくもない」
「ありがとう。
なら、黙って隅っこに控えていな!」
弔問の客を罪人呼ばわりだなんて、
随分と心が狭いんじゃないの?」
拡散した意識が、握り込んだ刃に集中していく。
そうしなければ、立っていることさえ難しくなっていた。
減らず口も、半分は萎えた己に対するぎりぎりの抵抗だ。
涼しげに立つラザーが、尚更憎らしい。
同時に、奇妙なずれを感じた。
「あなたの云うことは、無茶苦茶ながら理に適っていなくもない」
「ありがとう。
なら、黙って隅っこに控えていな!」