青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「でも、それはあたしが納得してからよ。

 心底、そいつが王を殺したと信じきれたなら、

 あたしはそいつの首を刈るわ」

 そんなわかり易い結末が用意されていたのであれば、どれほど好かったか。

 王は暗殺者の手に掛かり、シェイスがそれを狩る。

 そんな物語であれば、シェイスの心にしこりなど残らなかった。
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