青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「姫様」
彼女の無事な姿に、侍女は細く息を漏らす。
「心配を掛けた。
それに手間も危険も。
アガサ、すまない」
「こういうときのために私はここにいるんですもの。
別に構いません。
まあ、役目の一番が姫様のわがままのためなんて、思いませんけど」
「……本当に、ごめん」
彼女の無事な姿に、侍女は細く息を漏らす。
「心配を掛けた。
それに手間も危険も。
アガサ、すまない」
「こういうときのために私はここにいるんですもの。
別に構いません。
まあ、役目の一番が姫様のわがままのためなんて、思いませんけど」
「……本当に、ごめん」