青蒼の夜半に、闇色の鳥を
「ごめん」
くすくす肩を震わせていたシェイスが、うっすら浮かんだ涙を拭って首を振った。
「ありがとう。
あたしみたいな蛮族の女にそういうこと云ってくれるのは、心底有難いわ。
でもね、いまはなにひとつ答えられやしない。
あたし、先約があるの。
別のお誘いの答えを待たせているの。
それを答えなきゃ、なにひとつ先のことなんて考えられないのよ」
くすくす肩を震わせていたシェイスが、うっすら浮かんだ涙を拭って首を振った。
「ありがとう。
あたしみたいな蛮族の女にそういうこと云ってくれるのは、心底有難いわ。
でもね、いまはなにひとつ答えられやしない。
あたし、先約があるの。
別のお誘いの答えを待たせているの。
それを答えなきゃ、なにひとつ先のことなんて考えられないのよ」