私と遊び人と。
『キーンコーンカーンコーン』

そう放課後のチャイムがなり、今日は部活が休みな私達3人は、急いで玄関に行き、外に出た。
運動場では、サッカー部の人達が元気に練習をしていた。

「楽しみだねー!」

「うん!すごい楽しみ!」

すると、前には蓮見遊が女連れでどこかに行こうとしていた。

「あ、蓮見遊だぁ…。今日も女連れだねぇ。」

「うん。今日も玄関騒がしくて大変だったんだから!」

飛鳥は蓮見君をじーっと見つめていて、
香純は迷惑そうに蓮見君を見ていた。
まあちゃらちゃらしてるけど、顔、凄いかっこいいもんなぁ…。
皆が騷ぐのはわかる。
私はぼーっと蓮見君を見ていると、

「あ、危ないっ!」

というサッカー部の声が聞こえて、サッカーボールが蓮見君の顔に当たろうとしていた。

危ないっ!!

私は気が付くと身体が動いていて、
蓮見君の顔にめがけてきていたボールを右手で庇っていた。
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