蜉 蝣



すると、奇妙な穴は雪崩のように一瞬にして崩れた。







おもしれー!




そうしてこの奇妙な穴をしばらく突っついていると、翔と智がやってきた。


『薫、なにやってんだよ?』

『なんかおもしれー穴見つけてさ…ほれ…』

『お前、それアリジゴクだよ(笑)』

『アリジゴク…?』


翔の言葉に、僕と智は顔を見合わせた。





.
< 5 / 48 >

この作品をシェア

pagetop