もう君がいない
俺の気持ちが茉菜に届くことは、もうないのかもしれない。
この気持ちは、ずっとしまっておかなければいけないのかもしれない。
それでもいい。
俺は、茉菜のために闘ったんだ。
茉菜のために、ここまで生き延びてきた。
茉菜がいたから、生きたいと願ったんだ。
こんな気持ち、重いって思われるかもな。
気持ち悪がられるか?
だとしても、俺の気持ちに変わりはない。
届くことのない想いをしまったまま、俺はこれからも茉菜の幸せのために生きる。
最後の最後まで、茉菜のために生きるんだ。
これは、俺の勝手だろ?
俺がどう生きようと、俺が誰を好きだろうと、俺の人生だ。
茉菜、許してくれ。
こんな勝手で女々しい俺を、どうか許して。