もう君がいない


「じゃあ、家で待ってるから。光貴の試合が終わったら、帰ってくるだろ?」

「うん!急いで帰ってくる!」



試合が終わったら、光貴に言う。


光貴のこと全力で応援して、

光貴のサッカーする姿を目に焼き付けて、


そして、今度こそちゃんと言うんだ。



いままでありがとう。

そして、、


ごめんね、、って。



「そんなに急がなくても間に合うだろ?あんま急ぐと、茉菜は絶対転ぶから。」

「あ〜、またバカにして〜!もう!ふふふっ」


蓮と目を合わせて笑う。


ああ、、幸せだなぁ、、

って思う。


やっぱり、蓮じゃなきゃダメなんだ。


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