もう君がいない


そうだ、、

今日試合が終わったら、光貴に伝えなければいけなかったこと、、


美雪に言われるまで忘れてた。

そんな余裕なくて、、

頭の中が真っ白になって、気が動転してて、それどころじゃなかったから。



えっ、、ちょっと待って、、

光貴のこともそうだけど、、


「美雪!いま何時?」

「えっ、えっと、、もうすぐ5時だよ?」

「うそっ、、もうそんな時間、、」



蓮、、、

蓮のことも、すっかり忘れてしまってた、、


帰るって、、

帰ってくるから待っててって、、

約束したのに、、



「どうしよう美雪、、私、、」

「茉菜落ち着いて。とにかく蓮君に連絡した方がいいよ。事情を話せばきっと、」

「でも、、」


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