もう君がいない


心の奥にしまった、私の気持ち。


蓮への素直な気持ち。


それが溢れ出してしまいそうで、、

せっかくここまで耐えてきたことが、全部水の泡になってしまいそうで、、


でも、そんなことしたら光貴が、、


だから、私は蓮の目を見ることができない。



最近、蓮はどうしているのかな?


毎日学校から帰って、何をしているんだろう。

何をして過ごしているんだろう。


全然わからない。

あんなに近くにいたのに、もう何もわからない。


おばさんやおじさんも元気かな?


もう本当に長いこと顔を見ていない。

挨拶さえしてない。


どんどん遠くなっていく。


蓮が、、

どんどん見えなくなっていく。



私の気持ちが邪魔をするせいで、今まで通りの仲の良い幼なじみでいることさえできない。

仲の良いお隣さん家族でさえいれない。


今の私と蓮は、、

ただのクラスメート。

ただ同じグループにいる友達。


それ以上でも、それ以下でもない。


ただの、、友達なんだ。


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