もう君がいない

踏み出す勇気



「茉菜、おはよ。」

「おはよ〜公貴。あれ?髪切った?」

「おお、やっと昨日切ったよ。」

「スッキリしたでしょ?ずっと伸びちゃってたもんね〜。」

「ん。なんかちょっとスースーする。」

「え〜?公貴まさか髪薄くなったんじゃ、、」

「不吉なこと言うなよ〜」

「ふふふ、冗談冗談。」



公貴と別れてから1週間ほどが経った。


美雪と話してから、真っ直ぐに進もうと決めた私は、心がやっと落ち着いた。

そして、今ではこうして、公貴と普通に話すようになった。


公貴も、私に当たり前のように普通に接してくれる。



私が公貴の立場なら、、、


そう考えてみると、公貴がこうして接してくれることが、本当にありがたいことだと思う。


私には絶対できそうにない。


気まずいし、、笑うのも辛いし、、

どう接していいかわからない、、



こういうところだよね。

公貴の人柄が出る。


公貴は本当に優しい人。

人に優しくあるためには、自分自信がすごく強くあり続けないといけない。


別れた今でも、人として、公貴を尊敬する。


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