もう君がいない


「蓮のバカ!」


恥ずかしさとショックで、蓮に八つ当たりしてしまう私。


「ごめんって。別にいまさら気にしなくても、」

「うるさい〜」


いじけた、、

もう、いじけたからね私、、



って、、

思ってたんだけど、、



「そんな気にすんなって。だって、俺だっていまカニ鍋の匂いだろ?お揃いじゃん。」


そう言って、そむけた私の顔に、グッと近づいてきた蓮。


さっきまでショックでいじけてたはずなのに、、


ドキドキして、胸が高鳴る私。



あぁ、、もう、本当に、、


蓮って、私の機嫌の取り方をわかってるっていうか、、


敵わないなぁ、、



「それより、早く見せてよ。アルバム、」

「しょ、しょうがないな〜」


素直じゃない、可愛くない私。


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