もう君がいない
そして、、
俺が、自分のことなんかよりも、ずっとずっと大切なはずの茉菜も、
、、、たくさん、たくさん傷ついた。
俺が、欲張りすぎたんだ。
こうしてまた、側にいれるだけで、
幼なじみとしていれるだけで、
仲良しのお隣家族としていれるだけで、
それだけで、十分だったのに、、
俺が、もっと側にいたいと欲張ったから、、
だから俺は、また自分の気持ちにフタをしようと決めたんだ。
密かに、、そっと、、
心の奥にしまい込もうとした。
そんな今、この美雪ちゃんの言葉、、
動揺しても、無理はないだろ?
「蓮君?お願い。私を信じて、正直に答えて。」
美雪ちゃんの真っ直ぐな目。
いつも真っ直ぐで、良い意味で猪突猛進なところのある美雪ちゃん。
信じてるよ、美雪ちゃんのことは。
美雪ちゃんになら、打ち明けてもいいだろうか。
「、、、好きだよ。」
「蓮君、、」
「俺は、今でもずっと、茉菜が好きだよ。」