もう君がいない
「えっ?えっ?嫁は?は、って言った?」
「そういうことよね?答えなさい!蓮!」
と、一人で騒ぎ始めたおばさん。
こうなったおばさんから、逃げられるはずもなく、
「はい、そうです。おめでとうございます、お母様。」
蓮が、ぶっきらぼうにそう告げて、
「茉菜ちゃん、本当なの?本当なのよね?」
って、私の手をブンブン縦に振るおばさん。
観念した私が、
「私達、付き合うことになりました。」
と、交際宣言をした。
すると、、
「きゃあぁぁぁ~!大変!大変よ~!」
そう叫んで、家を飛び出していったおばさん。
しばらくして、おばさんが戻ってきたかと思ったら、、
「茉菜!どういう展開なの~?」
と、なぜか私のお母さんまで。
どうやら、出て行ったと思ったおばさんは、
私の家に駆け込んで、お母さんにほうこくしてしまっていたらしい、、。
そんなこんなで、無事に?両家の両親からもお祝いされて、今日にいたったというわけで、、。