もう君がいない
「あ、、」
私が家を出た瞬間、隣の家の玄関が開き、中から蓮が出てきた。
まさかの、、はち合わせ。
「茉菜、おはよ。」
「お、おはよ。」
並んで歩き出す。
あ、ほらまた、、。
スッて動いて、車道側に行く蓮。
もう、、なんで喜んでる自分がいるの?
って、、ちょっと待って、、
このまま行くと、駅で光貴が待ってるんだけど!
光貴と3人で学校に行くことになる。
なにその気まずいシチュエーション、、。
私、どうすればいいかわかんないんだけど?
「どうかした?」
「えっ?」
「なんか、疲れてるだろ。」
「そ、そう?そんなことないよ!」
蓮のことで悩んでるから、なんて言えないよ。
ああ、どうしよう、、
蓮と一緒に来たら、光貴どう思うかな?
いい気はしないよね、きっと。
でも、逆に堂々としてた方がいいのかな?
別に悪いことしてるわけじゃないし。