もう君がいない


蓮、、

蓮は今どんな気持ち?

光貴と手をつないで歩く私を見て。


私ね?

蓮の顔が怖くて見れないのは、蓮がもし悲しい顔してたらって思うのもだけど、、

それともう一つ。


もし、蓮が全然平気そうな顔だったら、、

私達のこと、全然気にしてなかったらって、、



それも、怖いの。



私、最低だ。


私は光貴が好きで、蓮を待つことをやめて光貴と付き合ってるはずなのに、、

もし蓮が、私のことを、私との約束のことを過去にしてたら、それも嫌だって思っちゃってるの。


本当、最低な女だよね。



もう、自分の気持ちがわからないや。


私は、私がわからない。




「空いてないな。」


電車に乗り込んで、席を探す光貴だったけど、今日は一つも空いてなくて、

私達は3人で、入り口の反対側のドアのとこに立った。


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