もう君がいない
「だから茉菜?私達と一緒に、生きよう?」
一緒に、、
生きる、、
”だから蓮、私と一緒に生きて?”
それは、私が蓮に言った言葉。
私が、蓮に伝えた想い。
今度は、美雪達が、、
みんなが私に、生きようと言ってくれる。
みんなが、一緒に生きてくれる。
「美雪、私、、みんな、ごめん。」
一人で、勘違いしてた。
自分が、悲劇のヒロインにでもなったつもりだったのかも。
蓮を、、
蓮を失ったのは、みんな同じだ。
美雪も、公貴も、里中君も、、
おばさんも、おじさんも、、
お母さんも、お父さんも、、
みんな、蓮の死を悲しみ、傷ついた。
そんなみんなが、、
そんなみんなだからこそ、、
一緒に、生きていくんだ。