もう君がいない
「ごめんじゃないだろ?」
そう言って、微笑んでくれた公貴。
そうだね、、
ごめんじゃなかった。
「みんな、ありがとう。」
『どういたしまして。』
みんなで、笑った。
一人ひとり、お互いの顔を見て、
目を見て、笑いあった。
こんなに素敵な人達が、私のそばにいてくれる。
いつだって、こんな私の味方でいてくれて、、
いつだって、私をそっと支えてくれる、、。
私は、きっと、
、、また、笑える。
みんなが帰った後、私は一人、、
引き出しから、あるものを取り出した。
”茉菜へ”
そう書かれた封筒。
蓮からの、最後の手紙。
蓮のお葬式の後、おばさんから受け取ったけど、怖くて見れなかった。
ずっと、引き出しにしまってた。
でも、、
いまなら、読める気がした。
私は、封筒を開け、中の紙を取り出した。
深呼吸をして、紙を開く、、