もう君がいない
でも、俺はもう、何も思い残すことはない。
最期のその時まで、
茉菜が隣にいてくれたら、俺はそれだけでいい。
茉菜、本当にありがとう。
何度伝えても伝えきれないほど、
俺の残り少ない人生では伝えきれないほど、
茉菜には感謝してる。
茉菜を、心から愛してる。
俺の命が終わるそのときまで、
その最期の一瞬まで、茉菜を愛してる。
いや、この命が終わっても、
俺という人間が、この世に存在しなくなっても、
俺は、ずっと、茉菜を愛してる。
茉菜、
最後に一つだけ、頼みごとをしてもいい?
俺の、最初で最後の頼み。
俺の、今の唯一の願い。
茉菜には、ずっと、笑っててほしいんだ。
茉菜の笑顔で、周りのみんな、そして茉菜自身に、幸せを届けてあげてほしい。
茉菜が笑うと、本当にみんなが幸せになれるんだ。
俺が、そうだったように。
だから、俺がいなくなっても、
茉菜のそばで、茉菜と一緒に笑えなくても、
俺の大好きな、その笑顔で笑っててほしい。
その笑顔を、どうか絶やさないで。
茉菜、大好きだよ。
こんなにも、茉菜を愛してる。
茉菜、さようなら。