もう君がいない
「早く高校生になりたい!女子高生〜!」
「校則もゆるいし、なんか自由って感じ!」
「高2くらいがいいな〜楽しそう!」
「17歳って、なんかいいよね〜!」
「放課後にお茶とかカラオケとか!」
「やばいやばい!憧れる〜!」
ふと、そんなことを言っていた中学の頃を思い出した。
中学生の頃は、高校生っていうのに、ひたすら憧れしか抱いてなかった。
大人もよく言うでしょ?
「高校が1番楽しかった!」
「高校生に戻りたい!」
「今が1番楽しいときだよ!」
って。
だから高校生って、とても輝いて見えた。
毎日が楽しそうで、キラキラしてて、、
友達の高校生のお姉ちゃんとか、電車や街で見かける女子高生とか、
うらやましくて仕方なかった。
私もこんな風になるんだって夢見てた。
制服はかわいいし、化粧はできるし髪型だって自由。
お昼は給食じゃなくて、中庭でお弁当食べたり、学食だってある。
体育祭や文化祭の規模なんて大違い。
でも、現実は、、
全然キラキラなんてしてない。
こんなの、私が憧れてた、高2じゃない。