もう君がいない
はずむ気持ち
「わぁ〜涼しい〜。」
「ちょっと肌寒いくらいだな。」
キャンプ場に到着し、テントを張る川の近くまで来ると、最近急に暑くなってきていた気候とは大違い。
川のせせらぎが心地良く、辺りはひんやりと涼しかった。
「さてと〜、あなた達にはテントを張ってもらって、私達はバーベキューの準備を、それから蓮と茉菜ちゃんは魚釣りをよろしくね!」
「えっ、魚釣り?」
おばさんの指示が出たけど、私は釣りなんてやったことないし、、
「ここで取れる川魚はおいしいって有名なのよ〜!だから頑張って、みんなの分釣ってきてね!」
「でも私、釣りはやったことないし、」
「大丈夫よ〜。蓮ができるから、蓮に教えてもらって?ねぇ、蓮?」
「ん。」
蓮を見ると、着々と釣り竿などの準備をしてた。
蓮って、釣りできるんだ。
「行こう、茉菜。」
「あ、うん。」
私は蓮に着いて行き、川辺まで降りて行った。
頑張ってね〜っていう、お母さん達の声が背中にそそがれた。