相棒の世界
ーーーそんな彼はある日突然、急に俺の隣からいなくなってしまったんだ。
「ーー今日もたらふく食ったなー兎ちゃん!」
「食いすぎだ、鷹目。
夜の仕事に支障をきたすぞ」
「大丈夫大丈夫!俺撃つだけだしさ!」
バッキューーーーン!!!
鷹目はそう叫んで騒いでいる。
「……たくっ…」
俺は鷹目の隣で、ポケットから葉巻を一本取り出し口に加えた。
ーーー夜の仕事に備え、俺たちは夕飯を食べ終えた後だった。
夕飯はもちろん鷹目が好きなガーリックトースト。
鷹目は三食全てがガーリックトーストでも構わないくらい、それが好きなのだ。
この日の夜も鷹目はそれを食べたいと言い出し、俺は巻き添いを食らったのだ。