相棒の世界





「うぅ…アルバート…!!
どうしてお前はあの時…グスッ…
俺の前からいなくなったんだ…!!!」






ーーーあの時…?






「グスッ…ああ、分かってる……
聞いたんだよな…会話を……グスッ…

ーーーだからって消えるな…!!!
俺が……お前をあんな風に思っているわけがねーだろ!!!!!」




「っ!!!」









ーーー思っているわけが…ない…?









「うぅ…ううう……グスッ…」





ゼイルは嗚咽していた。






「…グスッ…いいか!アルバート…!!
グスッ…お前はな……お前はなぁぁ…!!

俺の一番大事な……宝だったんだよぉ!!」






ーーーアルバート…





お前は俺の『命』そのものだったんだ…








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