相棒の世界
チュッ…
ーーー彼女の白い首筋にキスを落とす。
熱くなった彼女の体はーーー
俺の体温と同化していた。
「……鷹目」
彼女は疲れ切った声で小さく呟くと、俺の背中に腕を回してきた。
シーナの細くて綺麗な腕。
俺は体を起こすと、その白い腕にも優しくキスを落とした。
彼女はとてつもなく綺麗だった。
まるで真珠のようなその体は、俺を余計に悲しませた。
ーーー離れたくない。
シーナから
離れたくない。
ずっと一緒にいたい。
こうしてーーー愛し合っていたい。
ーーーギュッ!
俺はシーナを強く抱きしめた。
長い黒髪に優しく触れ、彼女の顔を自分の胸に押し付ける。
「っ…っ……」
俺はーーー
声を押し殺して泣いた。
離れたくなくて、
どうしても一緒にいたくて、
だけどそれはできなくてーーー
「っ……グスッ…っ…」
シーナ…
愛してるよ。
死んでもずっと愛してる。
ーーー子供が産まれたら、
二人で幸せになってくれ。