相棒の世界
「…兎……
お前はまだ……世界を知らない……
だから……兎…お前は生きろ………
お前が死ぬのは……まだ早いぜ……」
「ーーーお前も十分早いじゃないか…!」
兎は張り詰めた顔をしている。
「兎……」
俺は最後の力を振り絞って言った。
「…ちゃんと聞け兎……!
お前はまだ世界を知らない……!!!
…生きろ…世界を…知るため…に……」
意識が消える瞬間ーーー
俺の鷹の目にはーーー
俺が愛していたみんなが映っていた。
みんながーーー涙を流していた。
俺はーーー
俺はこんなにもーーー
愛されていたんだなぁ…
ーーー愛しているよ、みんな。
世界はーーー
美しいな。
イーグル…