相棒の世界
「兎さん!ニカさん!!」
ふとまた家の方から声が聞こえてきたかと思うと、そこにはミラとシーナと微笑みを浮かべたハカゼが立っていた。
「ミラ……」
初めて目にした愛しいミラの姿。
金色に輝く髪に、真っ白な肌。
ぱっちりとした二重の瞳は青色に輝いていた。
美しい、一目でそう感じた。
ミラは口をギュッと結びながら俺の元に駆けてくるとーーー
ギュッ…
ガイドンと俺を強く抱きしめた。
「信じてました…!グスッ…ずっと…ずっと…!!!」
俺はミラを見つめた後、その頭をゆっくりと撫でた。
「ありがとうミラ、信じてくれて……。
愛してるよ、ずっと……」