相棒の世界
ーーー俺たちはそれから、ハカゼの家で共に暮らすことになった。
離れたくない
そう願うニカが提案したものだった。
俺は相変わらずそれからもニカとは口喧嘩ばかりをしていた。
優しい言葉をかけたことも、かけられたことも一度もなかった。
だがーーー
ちゃんと分かっていた。
俺とニカは口には出さないものの、ちゃんと分かっていたのだ。
俺たちはーーー
永遠の愛で繋がっているのだ、と。
相棒の世界はーーー
『愛で溢れた』世界だった。
最高だよ、鷹目。