相棒の世界
- 最後に -
どうも、高島ハルです!
このたびは『相棒の世界』を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
1作品目の『今日こそ絶対に自殺します。』に引き続き、メッセージ性のある物語に綴り上げたつもりです。
少しでも読者様方の心に響く物語になっていれば幸いだと思っております!
今回のテーマはずばり、
『世界中に転がっている愛』です。
前方に見えるものだけに集中し、実は足元に転がっている愛に気づけないことって多々あると思います。
私自身がそうでした。
『なんでそんなに厳しくするの!?』
私はいつも親に対してそんな感情を抱いていました。
周りの子はみんな携帯を持ってるのに私の親だけ持たせてくれない。
周りの子に『おまえんちは厳しいもんな』と言われてなかなか遊んでもらえない。
どうして?どうして?どうして?
あの頃の私はいつも親にムカついてばかりでした。
だけどーーー
大人になった今だからこそ、その理由がはっきりと分かります。
その理由は、紛れもなく『愛』だったんです。
中学生の頃に携帯を持っていなかったおかげで、私は(いじめの激しい学校だったんですけど)いじめの対象にされることは全くありませんでした。
むしろ勉強に力を入れることができ、今では大学に通うこともできています。
私が今歩いている、道。
これは紛れもなく、あの頃の両親が私に残してくれた『愛』があったからこそのものなんです。
だからと言って、私も全てがうまくいっていた人生ではありません。
何度も挫折し、苦しい思いをし、死にたくなった時だってたくさんありました。
だけどーーー
そんな時、ずっと厳しかった両親は私をなんとか立ち上がらせるためにずっと寄り添っていてくれました。
頑張れ、大丈夫、私たちがそばにいるから。
何度も挫折する私を、彼らはそう言って何度も立ち上がらせてくれました。
ずっと親が憎かったのに、ずっとムカついていたのにーーー。
あの頃、両親が私に厳しくしていたのは、私を『守る』ためだったんです。
今ではものすごくその『愛』を感じています。
その経験をもとに、今回のテーマを築き上げ、昔からイメージしていた設定を発展させてこの物語を作りました。
完結させることができ、本当に本当に嬉しいです!!
なんでだろう、どうしてだろう。
そんな時、前ばかり見ていた視線をふと足元に向けてみて下さい。
もしかしたらそこにはーーー
『愛』が転がっているかもしれません。
このたびは本当にありがとうございました!
またお会いしましょう!!
* 高島ハル *