限定片想い
「そういえば蘭!いい事!いい事♩」
「なになに??またみっくん?!」
私は嫌味っぽく応えた。
「ちがーーーーーう!
聞いて驚かないでね?
この前新しい顧問来たんだけど、
スポーツ経験者だよ! 体育の先生だよ!
残念ながらバスケではないけど…」
「よっしゃあ!!!嬉し過ぎ!!」
私は道のど真ん中で大声出して
ガッツポーズをした。
うちのバスケ部は
生物のおじいちゃん先生が顧問で
しかも生物部と掛け持ちしてて
うちらの方にはほとんど来なかった。
だからかなり嬉しい事なのだ!
「よーし!今日はかなりやる気だよ!」
「蘭はいつもやる気MAXだから(笑)」