限定片想い
「今日男バスは午後?」
「うん!午後だよー!
みっくんと一緒に帰りたかったなぁ。」
サラの彼氏は男子バスケ部。
「みっくんはいいから、
今日は私と帰ろう〜!!
アイス買ってあげるからさー!!」
「蘭ホント⁈嬉しいー!
今日はシュート練しないの?
ってか、蘭もそろそろ彼氏作って
彼氏とアイス食べながら帰りなよ〜」
なんて言われて。
「シュート練は今日はいいかな〜
高校最後の春休みの部活を
サラと帰れること以上に素晴らしい事はないから。」
そう、私はいつも午前練の後は
1人残って夕方までシュート練をする。
500でも600でも打ち続ける。
努力もしっかり身に付いてきてる。
サラと帰れる事がこの上なく幸せなのはホント。
これは、最近更に幸せなんだと感じるようになった。