“say thank you”
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「ん…」
目をさますと白いベッドに薬の匂い。
目の前には私の顔を心配そうに見つめる見覚えのある女の人。
私は保健室にいた。
「あ、緒川さん気がついた?」
「はい…」
「寝不足か何かだと思うからしっかり休まなきゃ駄目よ?」
「すみません。」
「彼氏さんにも心配かけて…」
…?彼氏さん?
「相川くんがここまで運んでくれたのよ。それで相川くん力尽きて寝ちゃったみたい。」