“say thank you”

…………




…………………






「ん…」





目をさますと白いベッドに薬の匂い。




目の前には私の顔を心配そうに見つめる見覚えのある女の人。






私は保健室にいた。




「あ、緒川さん気がついた?」




「はい…」



「寝不足か何かだと思うからしっかり休まなきゃ駄目よ?」




「すみません。」




「彼氏さんにも心配かけて…」



…?彼氏さん?




「相川くんがここまで運んでくれたのよ。それで相川くん力尽きて寝ちゃったみたい。」




< 24 / 79 >

この作品をシェア

pagetop