“say thank you”




「…緒川…さん?」






一人の男子が黒板を指差して震える唇で私の名を呼ぶ。











つられて黒板を見てみると





白いチョークで書きなぐられたような文字。








でも…はっきり読めた。




















………読めてしまった。



< 48 / 79 >

この作品をシェア

pagetop