“say thank you”


「もう、やめろよ」


突然横から声がした。





ふと、横を見ると相川くんが青白い顔で先生を睨んでいた。





「全部どうせ嘘だろ?
緒川は病気じゃねーんだろ?
俺の悪い夢だろ?
何いってんだよ!
緒川が病気?
治らない?笑わせんなよ!!」






「相川くん!!」






相川くんは信じられないようで隣で乾いた笑い声を発している。






信じられないのは私も一緒。




けど、私は違うよ?






「先生、続けてください。」




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