【詩的小説短編集】=想い=
おねつ
クルしいよ………
アツいんだよ………
ねぇ、ママ?どこツれてイくの?
ボクのカラダはいつもとチガうんだよ………
「早く着替えなさい!お買い物に行くんだから!」
それはママのツゴウでしょ?
ボクはイマ、すごくアタマがイタいんだ………
キノウ、イったよね?
そしたら、ママもイタいんだからガマンなさいって………
だからボク、イッショウケンメイにガマンをしたんだよ………
なのになんでこんなにクルしいボクをツレだすの?
でも、ママもクルしいのかな?
おでかけマエにおクスリのんでた………
ボクにも、コドモようのおクスリをくれた。
これですこしはイタいのがなくなるのかな?
クルマのナカは、ガソリンダイがタカいからとあたたかくしてくれないママ。
サムいよ………
おネツがデちゃうよ……
やっとおカいモノがおわって、オソいごハンになったけど、ボクはたべたくない………
それをみたママは、イソいでタイオンケイをボクのカラダにおしこんだ。
ピピ……ピピ……
39.5゚C………
タイオンケイにはそんなスウジがでている。
ママはあせっておふとんをひいてくれた。
レイトウコからつめたいまくらもヨウイしてくれて、ずっとボクのソバにいてくれた………
ママのテがボクのアタマをさする。
ぼんやりしてて、カラダがいたくて、フアンだったけど、ママのテがあったからボクはネムることができたんだ。
たまにいじわるだけど、だいすきだよ。
…………ママ。
=fin=