俺様社長に振り回されるのも悪くない


『何言ってるんですから、なりません』


「ふーん……ベットの中では俺を求めてたけど……あれは何?」


『なっ、なっ……あれは、お酒のせいっていうか、酔った勢いっていうか…』


私は焦った
社長の言ってることは本当だ

私が求めたのも事実。


「へぇー…酔った勢いで男と寝るんだ」


社長は私の髪を指でくるくるしながら話す


『ちっ、違いますよ』


ふーんと言いながら
私の髪から手を離し立ち上がった


「俺、出かけてくる。飯いらねえから」


そう言って社長は行ってしまった
社長が帰ってきたのは真夜中
寝たふりをしていた私の横に
社長は寝る……けど、私に触れない


その日から社長は私に触れなくなった
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