俺様社長に振り回されるのも悪くない
『……遥』
これ、いつまで続くんだろう
私だって社長を名前で呼ぶの……
結構恥ずかしいんだよね……
そう思っていたら
違う言葉が返ってきた
「夏希……」
今までニタニタしていた顔から一変
真面目な顔をしてる
「……呼んで…」
『…あ……ん……遥』
「夏希」
『は……遥』
そう呼んでいると
社長の腕が伸び私の後頭部を抑え
私にキスをする
離れては、またキスをする
またあのキス……
部屋中に響くキスの音
ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……
私の唇を指でなぞる
「やっぱり、夏希の唇は柔らかい」
まじまじ言われると恥ずかしい
顔が赤くなるのがわかる
「その顔……他の奴に見せるなよ」
そう言って私を押し倒した
えっ?
そう思っても、もう遅い
社長からのキスは
濃厚な絡み合うキス
その音に恥ずかしさが増す