俺様社長に振り回されるのも悪くない
「昨日は……飲んだ」
『そうですね。酒臭かったし上機嫌でお帰りになられてましたよ』
「ん……けど、ゆっくり寝られた」
『そうですか?3時間くらいしか寝てませんよ?』
私は2時間だ
お陰で寝不足ですよ。
「ん……」
『朝食食べたら、またお休みになられてください。少し休めないと身体壊しちゃいますから』
「んー……お前は何してるの?」
『私ですか?洗濯に掃除に、色々やる事あるんですよ』
「ふーん……」
なんか納得していない様子
それにしても
いつまで抱きついてるんだろう……
『社長、離していただけますか?動きにくくて、朝食の準備が……』
そう言っても離れる気がないようだ
離れるどころか
私の鎖骨ら辺に顔を埋めてきた
甘えたい……のかな?
私は諦めて
くっついたまま支度を続けた。