俺様社長に振り回されるのも悪くない

約束



『ご飯、食べましょ。社長は消化の良い雑炊にしました』


そう言っても、なかなか離れてくれない


『……社長?』


「なぁ……昨日のは夢か?」


社長の声は少し自信なさ気……
なんか……やっぱり可愛いかも


『ん?夢でした?』


ちょっと、からかいたくなったけど…


「うっ……。はぁー……」


『社長が夢で良いなら、私はそれで構いませんよ』


そう言うと、私のお腹に回されている腕にチカラが入る


『夢で言ったことは、本当ですから』


あれは本当。
私が社長に言った言葉……

社長は覚えてるかな?
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