俺様社長に振り回されるのも悪くない


薫?……副社長!?

私が色々考えていたら
社長が玄関をあげていた


「帰えってきたのか」


「あぁ、兄貴なら自分が行けばいいのに……まぁ、楽しめたからいいけど」


そう言いながらリビングへ入ってきた


そして私の存在に気がついた


「……え?誰?」


そりゃ、そうだ
だって、一番下っ端だった私が
社長秘書で社長と暮らしてるんだもん


副社長は長期出張って言ってたから
会う事もなかった


『初めまして、社長秘書をしてます久里夏希です』


そう頭を下げると
社長の舌打ちが耳に入った


「夏希……コーヒー淹れて」


そして不機嫌な声
私…なんか悪い事したかな?


わけがわからず
コーヒーの準備をする
< 128 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop