俺様社長に振り回されるのも悪くない
「……兄貴の言葉は使用できないよ、まぁこれから毎日嫌でも会うだろうから、自分の目で確かめるよ」
副社長の目が本当に怖い
明らかに疑いの目
……今までどんな人と付き合ってたのかと疑問に思う
まともな人なら、副社長もなにも言わないような気がする
そう思いながら社長を見る
私の視線に気がついて
「ん?どうした?」
私の頭を優しく触りながら言う
私を見る社長の目は優しい
だから、さっきの疑問も吹っ飛んじゃう
『ううん、何でもない』
「兄貴……気持ち悪い」
そう言った副社長の顔は引きつっていた