俺様社長に振り回されるのも悪くない
「クックックッ。気の強い女は嫌いじゃねぇな、思った通りだ」
社長は意味不明な事を言っている
なんだか、社長にもイライラしてしまい
もう、どうにでもなれと思ってしまった
『気の強いとかの話では無いと思いますよ、普通に考えたら変です。私みたいな2年目の下っ端が秘書課に異動になり、来てみたら秘書室じゃなく社長室に机があるなんて……どう考えても、おかしいじゃないですか?馬鹿にされてる気分です』
私が言い終わると
名取さんは少しだけ驚いた顔をしていたが、すぐいつものにこやかな笑顔になった
「そうですね。では、きちんとお話させて頂きますね」
名取さんはそう言って
私にソファに座るよう促した。