俺様社長に振り回されるのも悪くない


「夏希……目を開けて」


その声が近くから聞こえる
息がかかるくらいの近さ…


けど、私は寝たふりを続けた


優しくキスをする社長
そして病院着の隙間から
入ってくる社長の手


場所がわかってるかのように
感じやすい部分に触れる


あっ……

声にならない言葉が出る
それがら合図だったのか
社長の唇は私の唇を塞ぎ
私の舌に絡んできた


だめ……

言おうとする言葉が出ない


知らぬ間に社長のワイシャツを握っていた


激しく動く社長の舌と指


だめ……もう我慢出来ない


私はつぶっていた目を開けた
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