俺様社長に振り回されるのも悪くない
恥ずかしくて顔が赤くなる
「フッ……また聴かせてよ」
『えっ?いや、無理無理っ』
「なんかいいな……こういうの…」
社長の言葉にドキッとする
私も同じことを思っていた
社長と暮らすようになって
両親がどんな風に思っていたのか
自分がどれだけ勝手に孤独と思っていたのか……
そして社長の本当の顔…
『……私もです』
そう言うと社長は一瞬驚いた顔をしたが
すぐ優しい顔になる
私達は食事を終え
社長はまたせっせと動く
やっぱり動くのはダメだと
ソファが定位置になってしまった